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地域活動

地域に密着した良質な医療の提供

2018.04.26

西岡病院 中島茂夫院長へのインタビュー

地域に密着した良質な医療の提供

サラリーマンの多い住宅地だったので、昭和54年開院当時から夜間診療も始めました。
時代がすすんで高齢者が多くなり、在宅医療にも目を向けています。老人保健施設や訪問看護ステーションを併設し、病院から在宅、医療から介護まで切れ目のない対応をしています。呼吸器・消化器・循環器・糖尿病専門外来で、もちろん若い患者様も受診されています。

診療科目:内科・呼吸器内科・消化器内科・循環器内科
専門外来:糖尿病外来・神経内科
診療時間:平 日 9:00~12:00 13:30~17:00(夜間18:00~20:00)
土曜日 9:00~12:00  日・祝 休診(急患は受付可能) 訪問診療 月~金曜日
住  所:札幌市豊平区西岡4条4丁目1-52
電  話:(011)853-8322

Q1. 「かかりつけのお医者さん」を持つ意味とは何でしょうか
高血圧症、骨粗鬆症などの慢性の病気があり、いくつもの病院を受診するのは大変です。その方の全体を把握していて、より良い医療を提供できるようにしています。 もちろん専門医の治療が必要なときは、紹介状を書いて連携をとります。
Q2. 処方された薬はきちんと飲みきった方が良いですか?
病状の改善がない場合、処方どおりにきちんと服用しているのか心配になることがあります。服薬忘れがあったら、きちんと言って頂くことが大切です。 服薬を忘れないために「一包化」と言って、自分で選ばすにお薬を飲めるような形にすることも有効です。また、認知症の方はお薬を飲んだこと忘れて、もう1度飲んでしまうこともあります。過量服用の方が心配です。ご家族など誰かが服薬をきちんと確認することも大切です。
Q3. 余った薬はどうしたらいいですか?
薬は余るんですよ。朝・昼・夕とお薬があると昼の分が余ったりします。それは医療費の負担にもなり国の借金も増えていきますので、余ったら病院へもって来てください。病院や薬局で調整してくれます。 慢性疾患等で、通院している方は、少しずつ薬が余ってくることがあります。是非持って来て頂きたいです。
Q4. 患者さんに対して、困るなと思うことはありますか?
患者さんが自己診断してしまう事です。 将来的には、「人工知能AI」が確立されれば医者いらずになるかもしれませんが、症状が似たようなもので、違う病気はいくらでもあります。 ただ咳をして、風邪だと思っても、結核だったという事もあります。家族の風邪と一緒だと思い込んで、家族の風邪薬を飲み済ませてしまおうとすることがありますが、医療機関を受診しましょう。 
Q5. 土・日診療の場合、診療費に違いがありますか?
各医療機関で診療時間を表記しています。例えば20:00までのところで、21:00に受診した場合は時間外となります。 各医療機関に表記されている場合は土曜日でも、日曜日でも普通診療となります。
Q6. 最近、増えている病気はありますか?
高齢者の誤嚥性肺炎です。食事のときだけでなく、寝ている間に唾液が気道に入ってしまい、肺炎を起こします。 口の中をきれいにすることで危険性がずいぶん減ります。
Q7. 健康で暮らすためには何が必要ですか?
私は、健康の為にゴルフをしています。冬はスポーツジムで週に1~2回ストレッチをしています。また、医療従事者は、高齢者の介護をする等から腰痛持ちが多いです。そのため、体操やストレッチ等をして腰痛に気をつけています。やはり、健康に暮らすためには、適度な運動を続けることが大切です。
Q8. 病院からのお願いはありますか?
夜間の診療に来られる方が増えています。夜間ですと、検査や診療に限りがありますので、出来れば、日中に来て頂き、きちんと診察や検査を受けて頂いた方が安心です。
 
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「とよひら・りんく」という組織を作り、①もしもの時に、②リビング・ウィル、③最終段階という3つの段階に分けて、人生の最終段階での支援を上記の図のような地域包括ケアシステムで連携を取って行っています。  利用されている方に不自由がないように、問題がないように体制作りをしている所です。

大きな病院には紹介状がなければ高額な初診料がかかります。当院と連携している主な病院としてKKR札幌医療センター、JCHO北海道病院があります。必要な場合は、地域連携室というところが受診日の連絡を取り、患者さんが紹介状を持って専門の医療を受けることができるよう連携しています。

西岡病院を初めて訪問した時の印象は、スタッフの方々の笑顔でした。
また、中島茂夫院長のお話をお聞きし、この地域の患者さまのことを真剣に考えてシステムづくりに取り組まれていることに感銘を受けました。
お忙しい中、取材を受けて頂きまして、ありがとうございました。 札幌ヤクルト販売㈱ 広報室 樋原